ヒロインへの一本道

私のヒーローに出会ってからの日々

自分と向き合う

どこに行ったとしても
誰と出会ったとしても

ついてまわるのは「自分」

人は何かを求めて
海外に留学に行ってみたり
資格を取ってみたり
新たな出会いを求めてみたり
いろんなことに手を出したりする

それで増えるのは自分の能力と経験だけ

本当にそれでいいのかな
何回繰り返してもそんな事で人は変わらない

ただ、ひとつのきっかけになったりはする

自分と向き合うための…



大学に入った時
たくさんの出会いがあったし
変化のきっかけはたくさん転がっていた

ある人は私に
「人生誰に出会うかだよ」
真っ直ぐな瞳で私に告げた

知ってるよ、とその時は思った

誰に出会って誰の影響を受けるかで
自分の考えも生き方も変わる

飲み会が好きな人といれば
自然と自分も飲み会に行くようになるし
スポーツ好きと過ごせば
何となくスポーツが好きになっていくし
真面目な人と過ごせば
知らないうちに自分も真面目に
勉強とかするようになっていたりする

世界はきっとそんなものだ

類は友を呼ぶ
とは、よく言ったものだと思うけど
友は同じ類になってゆく
とも言えるんじゃないだろうか

でも、それは流されるということ

自分はどこにいるんだろうって
どんどん迷子になっていくんだ

私は「私」でいたかった
変わるのなんてごめんだし
そんな必要は無いと思っていた

けど


けどね、違ったんだ

私は「私」から逃げていただけだった
何にも前に進もうとしていなかった

真っ直ぐな瞳で私に話した人は
続けて私にこうも言った

「現状維持は衰退だよ」

頑張って前に進もうとする人から見たら
立ち止まってその場にいる人は
後退していく人と同じなんだと
そう説明してくれた

今までにない概念だったのかもしれない

私は周りがどんどんと
「東京」「大学」というものに
染まっていくのが可笑しいと思ってたから

でも、その人たちが全てではないし
その人達にも見えない部分がある

何かに向かって思いっきり
前に進もうとしてる人もいるんじゃないか

堕ちてゆく人の中で
現状維持は前進かもしれないけど
私はそこと比べていたくはない

ああ、本当に誰と出会うかだな…

前に進んできたであろう
この真っ直ぐな瞳の持ち主に
私は屈するしかなかったんじゃないか



出会いは機会

その真っ直ぐな瞳から目をそらしたら
私は「私」から逃げたままだった

この人から目を離したらいけない

掴まれた私の視線は
「私」を見せてくれるものだった